(下画像・手作りベンチ)私が作ったベンチです(^.^)
(上画像・私の部屋のドア)輸入建材屋さんで紹介して頂いた、女性建築デザイナーさんがデザインしたドア。
(上画像・フローリング)積水ハウスで長年建築に携わってきた大工さん。定年後に独立された方にフローリングを頼みました。
自分が『こうしたいなぁ~』って強く願うと、同じ志しの人が集まるのです。
【思いは形になる】のです。
しかも【お金を掛けたくないが、こんな内装に変えたい】などと、とってもワガママな思いだったのです。
勿論、【お金をかけりゃ思いは現実になるのは当たり前だ!】って皆さん考えられますよね。
そうやって、普通は【金がない!だからリノベーションは諦める】ってなるじゃないですかぁ~
私は、営業マンの頃からそうなんですが【出来ない】って自分を制限しない人だったんです。
上司から、理不尽な事を言われたり、あり得ないノルマを要求されたりした時も、、、、、、、『分かりました(^.^)』って笑顔で答える人でした。
(^.^)そして、、、、不思議とノルマが出来ちゃうんです。
証券会社に就職して2年程で、先輩を追い越して主任になっちゃったことがあり、、、、、私は上司から言われるノルマを全て受けてしまうので、下の人達から反感を買うことも多かったのです。
私に怒りをぶつける人達は、最初から【出来ない!】って思い込んでいるのです。
私が上司に会議室に呼ばれて【これだけのノルマをやるように】って指示されるんです。
そして私は【分かりました】って笑顔で答えると、まず上司が安心して話が短く終わるんです。
上司からの指示を皆んなに伝えると【大ブーイング】なんですけどね(^◇^;)
最初から【出来ない】って思い込んでいる人は、ずっと【どうしたらノルマが出来るか?】って考えるばかりで行動を起こさないのです。
私が責任を持って、最終的には出来ない人のノルマをやる事もありますが、最初から助けるとずっと頼るようになるので、私は最後まで助けなかったんです。
そしたら上司が不安になってきて、怒り出すんです。
夜、【ノルマを詰めろ!】って言われて全員残されたりするんです。
でも【出来ない】と思い込んでいる人は、下を向いてうつむいているだけで、お客様への電話一本もしないんです。
上司がそれを見てヒートアップして【フロント営業部、もう潰すぞっ~】って怒鳴って四季報をぶつけてきたんです。
私は小さい声で『出来なくてもいいから、やってるフリをして下さい。そしたら家に帰れますからっ。』って忠告しても、それでもやらないんです。
結局、最初から【出来ない】と思っている人は【やらない】んです。
【出来ない】という思いが、そのまま形に現れるのです。
家のリノベーションについても【お金が無いから出来ない】ではなくて【お金が無いけどリノベーションをしたい】と私は考えていたのです。
そうすると奇跡がおこるのです。
輸入建材屋の店員さんが、【独立したばかりの女性建築デザイナーさんがいる】って紹介して下さったのです。
しかも、私は【ジャンクスタイル】が好きなんですが、その路線の某建築企業のデザイナーを長年務めていた方だったんです。
その会社は、有名企業のハウススタジオを手掛けたり、カフェの建築デザインをされている会社なんです。
私の予算じゃ依頼するのは、到底無理だったんです。
そこの建築デザイナーから独立した女性を紹介して頂いたんです。
ホントに独立したばかりで『お客様を探している』って困っていたそうなんです。
仕事が無いから、解体作業のバイトもしたりされてたそうなんです。
結局、私が【独立して一番最初のお客様】になったんです。
私は、その建築デザイナーさんの事務所代わりにしている小さな古いマンションを訪れました。
古いマンションなのに、ドアを開けたら、何処かのカフェのようにリノベーションした家だったのです。
それを見た私はとても感動したのです。
そして、自分のリノベーションしたい思いを伝えたら、それを【絵】に描いてくれたんです。
そして【思い】を絵に表して下さったのを元に、次々と【お金が無いがリノベーションしたい】に沿った人物が集まってきたのです。
大手の住宅メーカーの積水ハウスで長年大工をされていて、定年されたばかりの男性を紹介して下さったのです。
私の家を全てフローリングに張り替えて下さったのです。
しかも、一室の和室をぶち抜いて床を高くした上に【斜めにフローリングを貼った方がカッコいいから、やっときました】って風に、応用と起点を効かせることが出来るプロの大工さんなんです。
そして、全ての部屋のドアや棚などについて、普段はお店や会社の依頼しか受けないという会社を紹介して下さったのでした。
その建具会社の社長さんは、カフェやバーや会社専門の業務しか受けないのですが、何故私のような個人の小さな家を受けて下さったかと言うと、、、、、。
その建具メーカーで働く【お弟子】さんが数人いるんです。
若くて可愛らしい、大学出のオーバーオールを着た可愛いい男女のお弟子さんなんです。
私が【どうして大学を出て、建材メーカーで弟子をしているの?】って聞いてみたんです。
どうも、大学を出て一旦会社に勤めたが、未来に希望を持てなかったらしいんです。
それで、海外で数年【自分探しの旅】をしてたそう。
帰ってきて、建材メーカーの社長さんのデザイン力に惚れ込んで、『自分も、こんな物を作りたい』って思って弟子入りしたと話してくれました。
その建材メーカーの社長さんは、ブラックのアイアンを使った家具が得意なんです。
私が【家に鉄格子のドアを作って欲しい。檻を作ってくれないか?】って頼んでみたら、、、、、『作れるが、鉄の加工代金は高いよ~』って言われました。
結局、『鉄格子を何に使うのか?』って周りに説得されて、それはやめましたけどね(^◇^;)
だから、その建材メーカーの社長に頼むと予算が高くなるけれど、その弟子に頼むことで、社長の工場で指導を受けた弟子の作品が格安で手に入るという訳なんです。
私が欲を出して、弟子にちっちゃい声で【社長を通さず、ちゃぶ台を作ってくれないか?】って悪魔の囁きを呟いてみたんです、、、、、、そしたら。
『僕、ちゃぶ台作り得意です!でも5万円は頂きます!』
(^◇^;)『なぬぅ~社長より高いなぁ~そんな値段じゃ買えないわぁ~』って答えました。
この返事から【弟子の裏の心】が読めますか?
結局は【うまい断り文句】だったんです。
師匠の目を盗んで、ちゃぶ台を作る訳にはいかないんです。
師匠の価格よりも、高い値段を提示することで、お客様にトゲなくお断りし、かつ、師匠の目を盗んで内職は出来ないという、強い師弟関係を感じたのです。
それ以来、私は悪魔の囁きを呟くのはやめました(^◇^;)
それだけ、素晴らしい師匠だと分かりましたし、その師匠も弟子が一人前になるように、自分の仕事もお忙しいのに、私の金にもならない建具作りを、弟子の指導をしながら作成して下さったのでした。
あと【お金は無いけど、家中を漆喰にしたい】と考えていたんです。
(^◇^;)普通、お金が無かったら【漆喰】なんて諦めますよね?
この【漆喰塗り】に関しては、皆んなが手伝って下さったんです。
女性建築デザイナーさん、大工さん、水道工事屋さんがお手伝いしてくれました。
勿論、私も漆喰を塗りました。
ですから【お金がないけど、漆喰を塗りたい】と強く願ったら【僕たち、漆喰塗りのプロじゃないから、格安で手伝うよ】って言って下さって【漆喰ハウス】が完成したんです。
結局、スタートは【輸入建材屋】さんの女性店員さんからでした、、、、、、、
しかぁ~し、この輸入建材屋さんの品物を使ったのは、フローリングの床材だけでした。
ロクに何にも買っていないことに、途中で気がついたんです。
ロクに何にも買っていないことに、途中で気がついたんです。
『こりゃ、いかん』って思って輸入建材屋さんに『結局何も買わなくてゴメンなさい』って謝ったんです。
そしたら『そんなこと、気にしなくていいから』って言ってくれた上に【最後の一点だけど、訳ありのカッコいい貝殻型の輸入シンクが半額以下だけど、どう?】って教えてくれたんです。
倉庫の端っこに片付けてあった、蛇口がゴールドで貝殻型の訳ありシンクを見せて頂いたんです。
とっても可愛らしい上に7割引だったので、即買いしたんです。
(^◇^;)しかし、買ったはいいが輸入シンクを取り付けられる技術のある水道工事屋さんを、どのように見つけたらいいか?
そしたら、又個人で水道工事を行う男性を紹介してもらい、格安で水道工事をやって貰えたんです。
この水道工事屋さんに、漆喰塗りやフローリング貼りも手伝って頂きました。
このように【お金をかけないリノベーション】と強く願うことで、こんなに人が集まったのでした。
【リノベーション】
・全てのドアを手作りドアに変更。
・全て、真っ白の漆喰を塗る。
・全室、幅広のパイン材のフローリングを張り替える。
・洗面所は、チョコレートブラウンのタイルを貼る。
・洗面所に、大きな絵画調の鏡を製作して取り付けてもらう。
・金色の水道蛇口の輸入シンクを取り付けてもらう。
・下駄箱もジャンクなデザインで作ってもらう。
・アンティークの空き缶で、照明を作成してもらう。
・壁に、手作りのステンドグラスの小窓を取り付けてもらう。
・一部屋の壁をぶち抜いてもらう。
・和室を潰し床を一段上げてもらう。
・大きなクローゼットを作ってもらう。
・電気のスイッチを全て、イングランドスイッチに変えて貰う。
このように【お金をかけずにリノベーション】という思いが【形】になったのです。
これだけやって予算がおいくらか、わかりますか?
何と【130万円】だったんです。
この安さ!
あり得ない程安くないですか?
しかも、カフェやハウススタジオなどの仕事を手掛けてきたプロ集団が作って下さってこのお値段だったんです。
私の同僚も、去年同じ建築デザイナーさんにリノベーションを依頼していました。
しかし、もうこの建築デザイナーさんは人気で予約が取れない程になってしまったんです。
しかも、去年お仕事を依頼した同僚の価格は、一般的なリノベーションの価格だったんです。
その同僚のリノベーションに携わったメンバーを確認してみたが、もう様変わりしてたんです。
ですから、私がリノベーションを依頼して集まってきた人々は【奇跡のタイミングと奇跡の人々】だったんです。
同じリノベーションでも【違う思い】によって【現れる形が違う】と分かったんです。
ですから、私の真似をして同じ人にリノベーションを頼んでも、同じ結果にはならないんです。
【類は友を呼ぶ】と言いますが【思う】ことで、その思いと同じ感覚で話が出来る人が集まってくるのです。
自分の価値観や感性に対して集まって来ている人々なのです。
同じ価値観や感性の人が集まると、お互いに居心地が良くなります。
そうすると、物事は早く進みます。
私が一つの表現をした時に、全員が同じ感覚で受け止めてくれるから、ストレスもなく、シナジー効果により、ワクワクするエネルギーの渦が広がってゆくのです。
リノベーションが、仕事の為であったり、お金だけの絡みだったり、好きではないのに集まった人々だったなら、当然仕事の質が変わって来ていたと思います。
仕事としてではなく【同じ思い】で集まってきた人々のエネルギーは、何よりも強く純粋なので、誰かがモチベーションを上げなくても、全員が本気で働きます。
このエネルギーによって副産物的な効果が生まれるのです。
同じエネルギーが集まると、足し算じゃなく【掛け算効果】が生まれます。
そして人数以上の効果をうむのです。
このように【思い】は【形】になるのです。
【形】ばかりで【思い】のない世の中ではありますが。
どう思うかは個人の【自由】なのです。