【炎症】と【精神疾患】はとても関係が深いのです。
抗精神病薬の歴史は、1950年に中枢作用の強い【抗ヒスタミン薬】として開発されたクロルプロマジンに端を発します。
【抗精神病薬】の歴史は、ヒスタミンを抑える薬がスタートだったんです。
ヒスタミンとは、IgE抗体と抗原(病原体)が合体すると【ヒスタミン】が放出されます。
このように【炎症と精神疾患】には深い関係があるのです。
【炎症とは】
抗原(病原体)と抗体が合体するとヒスタミンなどの生理活性物質が出てくると【赤くなる・痛くなる・腫れる・熱を持っ】などの5つの兆候が現れます。
これが【炎症】です。
【炎症の原因】
・感染(細菌、真菌(かび)、ウィルス、寄生虫)
・科学的な刺激(強い酸やアルカリ)
・食物アレルギー。
・タンパク質と結合した【脂質、医薬品、金属】
本来【脂質、医薬品、金属】そのものは、抗体を産生できません。
しかし、ある種の【タンパク質と結合】すると【アレルゲン】となる。
これが【金属アレルギーの原因】となります。
【重金属とタンパク質と結合】の意味が分かりますか?
【重金属とたんぱく質が結合】
・細菌や真菌は【重金属を抱合】して【タンパク質の膜】を張り人間に寄生
・炎症が起こると血管壁の浸透性が亢進し、血管外に血漿たんぱく質が浸出し細胞に入り込む。
【炎症】によって血管壁の浸透性が亢進して血漿たんぱく質と共に細菌やウィルスや重金属が細胞に入り込むんです。
これらの【アレルゲン】を【抗体が攻撃】するんです。
細菌や真菌は、重金属を抱え込んで寄生して、人間の免疫力を低下させながら生き延びるんです。
この【抱合重金属】がなかなか排出されないんです。
【igG抗体検査】によって陽性反応が出ても、その食材を除去すると栄養が不足する。
アレルゲンを除去しなくても【腸内環境を改善】すればなんでも食べられるようになり、アレルギーなどの症状も消えてゆくという考え方をされる方もいらっしゃいます。
じゃあ何のために【igG抗体検査】をするのでしょうか?
『栄養が不足する』という言葉がでること自体が、検査結果を勘違いしていると思います。
検査の解析説明をよく読めば、全てを除外する訳ではないことも分かります。
ちゃんと除外範囲の解析を理解していれば、除外すべき食材は少ないと理解出来るはずなんですが、、、、、。
しかも代替食材で何とでも栄養素は補給できるのです。
折角高い検査代金を支払ったのですから【igG抗体検査を使いこなさないと勿体無い】と私は常日頃から思っています。
igG抗体検査の結果は全く意味がないと考えるのであれば、最初からやらなきゃいいんです。
勿論、除菌治療によって腸内環境を改善すればある程度なんでも食べられますし、アレルギーも治ると思います。
でもアレルギーが治まってもまだ【igG抗体】による陽性反応が出ているならば、細胞の中に【細菌や真菌、重金属】が入り込んでいる場合もあると思います。
一時的に治っても、まだ細胞の中に【細菌や真菌や重金属】が入り込んでいるうちは【炎症】は治らないことになります。
【抗体】って異物を攻撃する為に出現するんです。
除菌治療を行なって症状は消えても【炎症】には注意しなければならないと思います。
私は【除菌治療】によって【症状が消えても】、【乳のペブチド不耐】ですし【卵と乳製品】はずっと食材としては避けています。
とにかく【炎症】は、血管壁の浸透性が高まり何でもかんでも血液に入り込んでしまうのです。
たんぱく質も血管壁から血管外に流れ出るんです。
【炎症】によって【血液脳関門】の機能も破綻してしまうのです。
ですから【症状】が消えても【抗体が出現】するということは、細胞の中に異物が入っているってことなんです。
ですから【キレーションとカンジダ除菌】は一緒に考えなければならないと思っています。
腸内環境が悪ければ、キレーションをしたって体外へ排泄できませんし。
カンジダなどは、重金属を抱えて人間に寄生していますから、細菌や真菌の退治をすることで【有害重金属】も排泄されることもあるんです。
【病態生理学】の教科書から炎症の流れを抜粋しました。
【炎症の経過】
・血流増加
・血管壁の浸透性の亢進
・血液が濃縮され血行が阻害
・血管外に血漿たんぱく質が浸出する。
・血管外に血漿たんぱく質が浸出してくるには【即時型と遅延型】がある。
このように【炎症】によって【血液濃縮、血管壁の浸透性亢進、血管外にたんぱく質浸出】するんです。
【炎症】によって、脳の血流が低下してたんぱく質が流れ出るんです。
これじゃあ頭もボォ~っとします、記憶力も低下します、たんぱく質も血管外に浸出して蓄積するんです。
そして【血液脳関門】を通過してはいけないものが通過して【精神症状】が現れるんです。
【炎症には即時型と遅延型があります】
【即時型(igE)】
・一過性で刺激直後に始まり、ほぼ30分後前後には正常に戻る。
・主として細静脈にみられ、抗ヒスタミン剤で抑制される。
・ヒスタミンやヒスタミン様物質によって起こるとされている。
【遅延型(igG)】
・刺激後3~4時間から数日後に始まり、主として毛細血管にみられる。
・抗ヒスタミン剤では抑制されない。
即時型(igE)と遅延型(igG)の違いを比べるとigE(即時型)は刺激直後に始まってほぼ30分前後に正常に戻るそうですが、はっきり言ってアレルギー性の湿疹は【30分を超えている】場合が殆どだと思いますが。
もしかしたら【igE抗体検査】で陽性反応だったとしても、それで治療しても意味がないような気がしました。
だって湿疹や喘息は30分超えているからです。
だからその喘息や湿疹の治療は、もしかしたら【igG抗体検査】を元に考えなければならないのではないかと思ったりしました。
あと【igE抗体とigG抗体】の出現時間の違いの他に【出現場所】が違うのです。
igE抗体は【細静脈】でigG抗体は【毛細血管】で出現します。
そもそも【細静脈】と【毛細血管】の違いを私は知らなかったのですが、、、、、、。
上記の画像をご覧頂くと【igG抗体】は【毛細血管全て】に出現します。
【igE抗体】は、静脈近くの毛細血管に出現します。
ですからigG抗体の方が抗原(アレルゲン)を広範囲でカバーしていることが分かりました。
そして【細静脈】ではigE抗体とigG抗体の両方が出現するんですね。
では【igE抗体とigG抗体の定義】のおさらいですが、【igG抗体は生きている抗原をやっつける】という特徴があります。
【抗原(アレルゲン)】が生物かそうでないかが大きな違いとなります。
ですから感染症によって【抱合重金属】や炎症によって血管浸透性が亢進して【細胞に入り込んだ抗原】などについては【igG抗体】が攻撃する役割を担っているのです。
ですから長引く湿疹や喘息は、実は【igE抗体】が関係するのではなく【igG抗体】が細胞の中に入り込んだ異物を攻撃しているからかもしれません。
【IgE抗体】の定義。
免疫グロブリンとしては最も量が少なく、喘息〔ぜんそく〕や花粉症などのアレルギーを起こす抗体です。
【IgG抗体】の定義。
IgG 最も多く含まれる免疫グロブリンです。分子量は約16万ダルトン、健常成人では血漿中に約1,200mg/dL含まれ、種々の抗原(細菌、ウイルスなど)に対する抗体を含んでいます。
このように本当は【キレーションとカンジダ除菌】は合わせて考えなきゃならないんです。
【キレート療法】の薬剤には【EDTA、DMSA、DMPS】などがあります。
【腸内環境】を整えてからキレートしないと、重金属を排出できず身体の中を又重金属が廻るだけとなってしまいます。
しかも【炎症】によって【血液脳関門】の機能が低下していますので、脳に重金属などが回らないように注意をしなければなりません。
ですからキレート療法を行う前に【除菌治療】を先に行うことが重要となります。
私は、腸内環境を整える前に【アンディ式キレーション】をやって大失敗したんです。
【除菌治療】がまず第一です。
そして【重金属を抱合】していた細菌やウィルスが死滅して、キレーションをしなくても重金属が排泄されることもあるのです。
ただし、細胞に入り込んだ重金属はとても手強いため、除菌治療で重金属が排泄されない時はキレーションの知識を持った医師に相談してみた方がいいと思います。
今は美容系のクリニックなどで気軽にキレーションを行えますが、キレーションはリターンもリスクも高い治療ですので熟知した医師を探さなければなりません。
私の息子も再度毛髪による重金属検査とigG抗体検査を行わなければと考えています。
【細胞に入り込んだ重金属や真菌や細菌】についてのチェックをしなければと少し思っています。
症状は落ち着いていますので、慌てなくてもいいのですが。
最終確認をして【種火】が残っているか調べてみたいと考えています。
【金属アレルギーの根本的な対策】
・【除菌治療】をして重金属を抱合して細胞に入り込んでいる細菌や真菌等をやっつけること。
こうやって考えると金属アレルギーの抗原は【たんぱく質と金属が結合】していることになるから、治療が厄介だと思いました。
私は最近ピアスの金具が合わないことが多くて困っていたんです。
もしかしたら私も【抱合重金属】が蓄積しているのかもです。
このように【炎症】と言ってもどこで起こるかによって症状は様々です。
息子の場合は、血だらけの手湿疹にもなりましたし、全身に赤黒い湿疹が出ましたし、不安感や自閉症状なども出ていたことから【全身や脳】に【炎症】が広がっていたと思われます。
実は、引きこもり、うつ病、自閉症、不登校、家庭内暴力など、様々なコントロール出来ない感情などが実は【炎症】との関係性が非常に高いのです。
アレルギーであっても、全ての人が【精神症状に問題がある訳じゃない】のです。
それは、身体のどこで【炎症】が起こるかの違いなんです。
【炎症】によって血管浸透性が亢進し、血流に乗って細菌や真菌や重金属などが細胞に入り込みます。
【炎症】が起こると【脳関門】を通過してはいけないものが通過してしまいます。
アレルギーであっても、全ての人が【精神症状に問題がある訳じゃない】のです。
それは、身体のどこで【炎症】が起こるかの違いなんです。
【炎症】によって血管浸透性が亢進し、血流に乗って細菌や真菌や重金属などが細胞に入り込みます。
【炎症】が起こると【脳関門】を通過してはいけないものが通過してしまいます。
炎症を抑えるには【抗真菌剤】による除菌治療が早いのですが、それ以外に普段から炎症を抑える生活が重要となります。
【炎症を抑える為にしたこと】
・アレルゲン除去。
・乳と麦のペプチド除去。
・興奮作用のあるアミノ酸(芳香族)低減。
・急激な血糖値の上昇する食べ物を低減。
・有害重金属、化学物質、農薬を除去。
(´・Д・)」これらの【炎症を引き起こす要素】を徹底的に除外したんです。
【芳香族アミノ酸と分岐鎖】は血液脳関門を通過できるのですが、拮抗関係にあり(シーソー関係)、精神の興奮と抑制に関係するんです。
ですから炎症を抑えるために興奮作用の高い【芳香族アミノ酸】を低減したんです。(全て排除するのは無理です)
抗原を抗体が攻撃する際にヒスタミンが放出されるのですが、皮膚でヒスタミンが放出されれば皮膚が赤くなったり痒くなったりします。
ヒスタミンを抑える【抗精神薬】があるということは【脳】に【ヒスタミンが作用】しているから抑える薬が開発されたと理解できます。
【脳関門を通過するもの】
【芳香族アミノ酸】を低減したのは【芳香族アミノ酸(AAA)と分岐鎖アミノ酸(BCAA)】は、血液脳関門(BBB)を通過するのに同じ輸送担体を使用するんです。
【芳香族アミノ酸と分岐鎖】は血液脳関門を通過できるのですが、拮抗関係にあり(シーソー関係)、精神の興奮と抑制に関係するんです。
ですから炎症を抑えるために興奮作用の高い【芳香族アミノ酸】を低減したんです。(全て排除するのは無理です)
【抗精神病薬】
の歴史は、ヒスタミンを抑える薬がスタートだったんです。
抗原を抗体が攻撃する際にヒスタミンが放出されるのですが、皮膚でヒスタミンが放出されれば皮膚が赤くなったり痒くなったりします。
ヒスタミンを抑える【抗精神薬】があるということは【脳】に【ヒスタミンが作用】しているから抑える薬が開発されたと理解できます。
【脳関門を通過するもの】
・アルコール
・カフェイン
・ニコチン
・抗うつ剤
これらは【炎症】を起こしていなくても【血液脳関門を通過します】
血液脳関門を通過する物質を摂取した経験は誰しもお持ちだと思います。
【血液脳関門】を通過すると、その物質の影響を受けて【精神が変化】するんです。
もし血液脳関門に【重金属や真菌や細菌が入り】それを【抗体が攻撃】することで精神症状が変化するのです。
息子は【ペブチド検査】というのも行なったのですが、ペブチドはリーキーガットなどの場合、腸壁からペブチドが漏れて、血液を通して脳に運ばれるのだそうです。
ペブチドはたんぱく質ですが【炎症】が起こると【血管の浸透性が亢進し、血管壁を血漿たんぱく質が通過できる】のです。
本来血管は、分子の大きいたんぱく質は通せないのですが【炎症】が起こると血漿たんぱく質が血管壁を通過するのです。
脳内に運ばれたペブチドは、オピノイド受容体と反応し、ペブチドはヘロインやモルヒネ(幻覚剤)と同じように作用します。
そして脳へ影響を与え【行動変化】を引き起こします。
モルヒネやヘロインなどは、それらを欲する欲求が出てきます。
ですから麦や乳などを欲する欲求がとても高くなります。
息子の場合も牛乳やバターを除外した当時は、凄い勢いで『牛乳が飲みたい、バターを塗ったパンが食べたい』と毎日のように言っていました。
時には乱暴な口調になり、私と喧嘩になるほど欲していました。
一ヶ月くらいすると徐々に言わなくなりましたが、当時は丸で薬物中毒患者のようで大変でした。
このように【炎症】は【精神疾患】に大きく関係するのです。
まだまだ【igG抗体】と【精神疾患】を繋げて考える医師は少ないかもですが、少し知っておくと【igG抗体検査】をもっと深く活用出来ると思います。
(´・Д・)」どうですっ私のウザイ説明は!
健康オタクってしつこくてウザイんです。